国家資格が必要な介護福祉士

自立しての日常生活が困難な高齢者に対し、身体介護、生活援助、相談と助言、社会支援する人を介護福祉士と呼ぶ。具体的には、まず身体介護の場合、排泄、食事、衣服の着脱、入浴の補助と身体の衛生管理を行う。生活援助は日常的は家事全般を援助する事を言い、具体的には食事の調理や配膳、掃除、生理整頓、買い物代行である。また相談と助言は要介護者本人はもちろん、その家族を相手に要介護者の生活、身体、介護状況に関する相談にのったりアドバイスをする事を言い、社会活動支援は要介護の人が家族や近隣の人と良い対人関係を築いて孤立しない様にする事を言う。

こうした仕事はどれも要介護の人とその家族にとってなくてはならない存在であり、非常に重要な存在とされる。介護福祉士は密接に要介護の人と関わる事が多い分、直に感謝される事が多くありがとうの言葉にやりがいを覚える人が多い。また、要介護の人が心を開いてくれた、一人で歩ける様になった等の日常のドラマは数多くある。

このように非常に重要でやりがいのある介護福祉士だが、実はれっきとした国家資格が必要な仕事である。試験は筆記と実技の2種類があり、合格の目安は総得点の60パーセントと言われている。また、筆記においては10科目と広範囲にわたる上に、全ての科目に得点が必要とされる。しかし難易度としては国家試験の中では難問の部類ではなく、しっかり勉強すれば合格できる程度であり、近年の合格率は60パーセント強となっている。

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